【報告】無印良品 港南台バーズ及び障害者事業所と連携した取組を行いました

タグ: 障害者|

障害者事業所の魅力発信にむけて

令和6年3月23日(土)に無印良品 港南台バーズ「つながる市※」にて、よこはま障害者共同受注総合センター(わーくる)が調整した5つの障害者事業所が、無印良品 港南台バーズからの支援(販売のノウハウや出店場所の提供)を受け、商品の見せ方やレイアウト等にこだわりを持って出店を行いました。
当日はあいにくの雨模様でしたが、多くの方がお越しくださいました。
当日の様子などをご報告します。
※「つながる市」とは、それぞれのマチやヒトとつながる。そして、マチとヒト、ヒトとヒトがつながる。みんなで育む市場。として無印良品が行うマルシェです。

この取組に至った経緯は

障害者事業所では、良い商品を製作していてもその魅力を伝えられず、なかなか販売実績に繋がってこないという課題がありました。
そこで、企業の持つ販売ノウハウ等を障害者事業所に結びつけることで解決の一助となると考えました。
無印良品を運営する㈱良品計画は横浜市と連携(包括連携協定(令和3年5月締結))し、市域において環境・防災・福祉等あらゆる分野の取組を地域で展開していることから、市社協(ヨコ寄付推進担当)より無印良品 港南台バーズへ上記の課題解決に向けた取組について相談を行い、今回の実施に至りました。

事前の打ち合わせ等を経て

開催前に無印良品 港南台バーズにて打ち合わせを行い、これまでの出店時の写真などを見せながら、商品の見せ方等についてアドバイスいただき、当日に向けた準備を進めました。また、食品表示等についてメールでもやりとりを行いました。
商品の魅力をどう伝えていくか等もアドバイスいただけたことにより、障害者事業所の付加価値をあげる取組としても進めることができました。

事前の打ち合わせの様子

出店事業所と出店内容

当日は、下記の5つの事業所が、それぞれにアドバイスいただいた内容を受けて、より商品の魅力を伝えられる出店を行いました。
CUBE(ジャンプ)(港南区):手作りパン(約25種類)や刺繍製品等の販売
SELP・杜(栄区):陶器・ジャム・珈琲豆・お茶・煎餅・菓子等の販売
地域活動支援センターegao(栄区):羊毛フェルト製品等の販売、缶バッジ作成ワークショップの実施
251(nico-ichi)(栄区):キャンドルや手芸商品等の販売、キャンドルすくいの実施
でっかいそら(瀬谷区):焙煎ホットコーヒー・焼き菓子・ドライフルーツ等の販売

商品の作る過程を写真で見せて、商品のこだわりを伝える

イラストやコメントをつけて、商品の魅力を伝える

カフェスペースにて、淹れたてのコーヒーを提供

コーヒーと一緒に、相性の良い商品を並べる

無印良品 港南台バーズより

無印良品の商品、イベント、サービス、さまざまな取組を通じ、地域の皆さま、生産者のみなさまと信頼やつながり、交流を生みだす拠点として「コミュニティセンター」のような店舗を目指しています。
今回の取組により、ディスプレイや陳列、イベントの開催までの準備にも、皆様のお役に立てるポイントがあることを知り、業務経験をいかして取組を広げるお手伝いができたことは、大変光栄に思っています。
このイベントをきっかけに、商品を通し障害のある方々の職人としての技術や制作者の人柄がお客様に伝わる機会となったのではと思います。

よこはま障害者共同受注総合センター(わーくる)より

今回は、出店(準備も含む)を通じて、無印良品 港南台バーズの持つノウハウを障害者事業所が学ぶという初めての試みでした。
事業所からは「食品表示を見直し、より正確な表示に近づけることができた」「イチ押し商品を一番目立たせる、様々なツールを活用し製品を作る様子を伝える等、レイアウトやポップ、周知の工夫を教えてもらい、実践した」等の声がありました。
今後もぜひ、継続したい取り組みです。

継続的な取組として実施していきます

この取組は定期的に実施する予定としています。
出店する障害者事業所の随時募集を行い、多くの事業所が無印良品 港南台バーズと連携する機会を作り、様々な場面でこの取組で学べたことを活かし、自分たちの作った商品の魅力を発信する、そうした事業所が増えていく取組としていきたいと思います。

無印良品社員と障害者事業者の方々

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