【NO,1前編】地域共生社会の実現に向けた市内の取組紹介

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市内での実践事例を紹介していきます

ヨコ寄付は、地域共生社会の実現に向けて、多様な主体と連携した取組を行っています。
横浜市内では、様々な団体や機関が地域共生社会の実現に向けた実践が多く進められています。
そうした市内での素晴らしい取組を、本サイトにてご紹介していきたいと思います。

地域共生社会とは

地域共生社会とは「制度・分野ごとの『縦割り』や「支え手」「受け手」という関係を超えて、地域住民や地域の多様な主体が参画し、人と人、人と資源が世代や分野を超えてつながることで、住民一人ひとりの暮らしと生きがい、地域をともに創っていく社会」としています。

【掲載】地域共生社会のポータルサイト|厚生労働省

第1弾は学生を中心とした実践を紹介します

横浜市立戸塚高校定時制子ども食堂がじゅまる横浜市踊場地域ケアプラザ(公財)よこはまユース(特非)メンタルサービスネットワーク等が連携した取組になります。
この取組では、様々な機関や団体が関わり、戸塚高校定時制の生徒達が「支え手」「受け手」の関係を超えて、それぞれが役割を持って進められている実践になります。
泉区にある踊場地域ケアプラザを会場として毎月実施している取組を紹介します。

戸塚高校定時制生徒の状況

戸塚高校定時制は、夜間(17時30分~)開校の定時制高校であり、地下鉄踊場駅から徒歩で通学する生徒が多いです。
戸塚高校定時制の生徒は、これまでと大きく様変わりして、小中学生の時になかなか学校へ行けていない・コミュニケーションがとりづらいなど、学校生活においてサポートが必要な生徒が増えている現状があります。
また、4年間通学することでかかる費用も安いのがメリットの一つ。
生徒達とのかかわりの中で、不規則な生活習慣を送っている生徒もおり、学校側としても何かできないかと考えていました。

生徒達と一緒にカレーを食べる会を企画

踊場地域ケアプラザ(以下、CP)を会場として、令和4年の夏から毎月1回「レトルトカレーを食べる会」を企画し、(特非)フードバンク浜っ子南から寄付を受けたレトルトカレーとご飯を生徒達が炊く等の準備をし、参加した生徒達みんなで食事を食べることから始めました。

生徒達が担い手となる取組へ

CPの地域活動交流コーディネーターが、CPで活動していた子ども食堂がじゅまる(以下、がじゅまる)と戸塚高校定時制を繋ぎ、令和5年9月からがじゅまるのボランティアの方々と一緒に食事を作ることにしました。
また、がじゅまるが毎月行っているお弁当を配る日を実施日として、配布するお弁当の調理を戸塚高校定時制の生徒達にも担ってもらい、食事会だけにくる生徒達の分も多めに作り、みんなで一緒に食べる内容にしました。

ボランティアと生徒が一緒に

お弁当づくりの担い手として

 

多様な主体による関わり

食事を食べるだけでなく、生徒同士の交流や支援者との関わりを増やすために、学校側とこれまで関わりのあった「よこはまユース」と「横浜メンタルサービスサービスネットワーク」の協力によるレクリエーションを実施し、学校に行く前の楽しい交流の場となっています。
毎月実施され、ボランティアは5~7人程度、食事会は15~25人程度の参加があります。

生徒もボランティアも一緒に、みんなで楽しく食事

横浜メンタルサービスネットワークによるレクリエーション

 

 

 

 

 

受け手・支え手を超えて

この取組では、戸塚高校定時制の生徒達が「受け手」でもあり「支え手」でもあります。
多くの支援者が生徒達のサポートをしつつ、生徒達も含めてそれぞれに役割を持ち、みんなで一緒になって進められています。

支援者の想いや生徒達の声は後編へ

この取組に関わっている支援者の想いや生徒達の声を後編で紹介いたします。
多様な主体がつながり取り組めている理由など、支援者や生徒のコメントを中心に紹介していきます。
後編はこちらからご覧ください

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