市内での実践事例を紹介する、第5弾(NO.5)の前編です
ヨコ寄付では、地域共生社会の実現に向けた実践事例をご紹介しています。
これまでの紹介事例はこちらをご覧ください。
第1弾(NO.1) 第2弾(NO.2) 第3弾(NO.3) 第4弾(NO.4)
第5弾は、なか国際交流ラウンジ(以下、ラウンジ)のにじいろ探険隊が企画運営している「Rainbowスペース」に参加している外国にルーツがある若者達が、自分達が暮らす地域のイベント等の担い手として活躍している実践をご紹介します。
地域共生社会とは
地域共生社会とは「制度・分野ごとの『縦割り』や「支え手」「受け手」という関係を超えて、地域住民や地域の多様な主体が参画し、人と人、人と資源が世代や分野を超えてつながることで、住民一人ひとりの暮らしと生きがい、地域をともに創っていく社会」としています。

【掲載】地域共生社会のポータルサイト|厚生労働省
レインボーとは
ラウンジでは、2018年に外国につながる若者の居場所「Rainbowスペース」(以下、レインボー)を開始しました。
企画・運営をしている「にじいろ探険隊」は、「中区・外国人中学生学習支援教室」の卒業生たちによって結成されました。
レインボーでは、国をまたぐことによる葛藤・悩みをもつ若者たちが、複数の言語文化間に生きる自分らしい未来を目指して、映画制作等の表現活動や後輩への学習支援などを行っています。
また、地域における住民どうしの架け橋となるよう、行事等での通訳ボランティアとしても活動しています。
今回は、中区埋地地区でのボランティア活動の様子をご紹介します。

にじいろ探検隊の内容
埋地地区連合町内会(中区)にて
中区は、約17,000人の外国籍の方が暮らしていて、市内でも一番多い状況があります。
埋地地区は、長者町通りをはさんで隣接する山吹町・富士見町・山田町・三吉町・干歳町を含めたエリアになります。
「(国籍にこだわらず)顔見知りをふやし、誰もが安心、安全に生活できる町」を目指し、日頃からの挨拶・言葉交わしの呼びかけ、イベントによる顔を合わせる機会(餅つき大会・歩け歩け大会・埋地さろん・ラジオ体操など)等の活動が行われています。
活動のはじまりは
区役所に埋地地区より、地区内に外国の方々が増えていて、助け合い等の心配があるという相談があったことから、区役所からラウンジを紹介し、ラウンジと埋地地区の関わりがはじまりました。
ラウンジスタッフとレインボーのメンバーが、餅つき大会やラジオ体操等のイベント時でのお手伝いだけでなく、イベントのチラシを各国言語に翻訳したチラシとして新たに作成したり、エリア内の外国籍の方に戸別に訪問し声掛け等も実施しています。
餅つき大会での活動
毎年埋地地区にて開催されている、餅つき大会(令和8年1月25日、旧横浜市立富士見中学校にて)のボランティア(通訳・イベント手伝い)として、ラウンジスタッフ1名とレインボーメンバー3名が連合町内会の方々と一緒に活動されました。

ラウンジ&レインボーのメンバー
準備からお手伝い開始
餅つき大会当日は、事前準備から参加され、昔あそびの道具を作ったり、参加者に提供されるお餅をつかせてもらったり等、受付開始となるまで、色々なお手伝いをしていました。
10時から始まった後は、受付に一緒に入るなど、外国籍の方が参加された際に、通訳の対応を行っていました。
当日は着用したビブスの前と後ろに話ができる言葉(中国語・タガログ語・英語)を表示し、参加者と地域の方との橋渡し役も担っていました。

お手伝いの様子①

お手伝いの様子②
藤平会長より
埋地地区の藤平会長にお話しを伺いました。
「外国の方も来てくれるようになり、言葉がわかる人がいると、すごく助かっています。なかなか見た目では分かりづらく、話をしてみて初めて外国の方と知ることも多いです。」
「日本に来て2か月の方が参加してくれたこともありました。その時に、日本の学校のことを知りたいが誰に聞いたら良いかという話をしていたので、ラウンジの方と一緒に説明が出来て、とても良かったです。」
また、連合町内会の役員の方からも「ラウンジの方がいてくれるので、安心して参加できているし、こちらも話をしている言葉を聞き取って、ラウンジの方に繋ぐようにしています。」とお話しいただけました。

藤平会長(埋地地区連合町内会)
後編では
後編では、ラウンジスタッフとレインボーのメンバーより話を伺った内容を掲載いたします。
レインボーに対する想いや、メンバーが地域でのボランティア活動を行う意義等の話を伺いました。
後編はこちら
