家族の幸せな瞬間を残したい
「家族の幸せな瞬間を永遠に残したい」「写真館に行ってみたいけれど、慣れない場所はハードルが高い」「車椅子で撮影したい」そのような想いに寄り添い、障害のあるお子さんとそのご家族の写真を撮り続けているフォトグラファー後藤京子さん。
本会では、ご家族の想いに応えるため、後藤さんにご協力をいただき、寄付を活用した事業として「撮影会及び障がいのあるお子さんの写真展」を実施しました。
たくさんの方に家族のかけがえのない幸せの瞬間をご覧いただきました
これまでも本会の運営する「障害者研修保養センター:あゆみ荘」にて写真展を実施していました。
本年度は、より多くの方にご覧いただけるよう、市内2か所の会場で写真展を実施しました。
①横浜市役所1F アトリウム展示スペースB
【日時】令和5年1月25日(水)~31日(火) 9時~17時
小さなスペースではありますが、朝・夕の時間帯も駅への通路として開放され、土日も含む1週間の間、市民の方、また市役所職員や関係者等、多くの方にご覧いただきました。
②新都市プラザ/そごう横浜店地下2階正面入り口前
【日時】令和5年3月3日(金) 12~17時、4日(土) 10~16時
新都市プラザの会場では、お写真に加え、後藤さんと市内の障害者作業所の通所者のコラボによるアート作品展・撮影コーナーを設けました。
また、ご来場者へのアンケートを実施し、寄せられたコメント(付箋)を場内に掲示しました。
これまでの写真展は福祉施設や区役所を会場としていたため、福祉関係者のご来場が中心でしたが、市中心部の公共通路での開催であったため、多くの市民の方にご来場いただきました。
2日間の見学者数は約1,000名、アンケートには184名の方がご回答くださいました。
アンケートによると、ご来場のきっかけは「たまたま通りかかった」が7割以上を占め、写真展の感想は8割以上の方が「とてもよい」との評価でした。
たくさんのご感想をいただきました
・写真もコメントもそれぞれのご家族の空気感が伝わるようで、本当に素晴らしい写真展でした。
・色々な家族の形、幸せの形があることを、素敵なたくさんの笑顔を見て感じることが出来ました。
・障害者の方に出会う時、どうしても親御さんは大変だという気持ちになってしまい、後ろめたい感情がでてきてしまいます。この写真展をみて、その感情がとても差別的で恥ずべきものであることが分かりました。
親子が社会の差別的な扱いや好奇の目にさらされる事が少しでも減る様、私ができる最大限の努力をすべきだと感じます。
・とてもステキな写真、笑顔で元気をもらいました。明日から頑張れます!
・授かった命の大切さを改めて実感いたしました。
など、多くのご感想をいただきました。
ご支援ありがとうございました
皆様のご支援のおかげでより多くの方に「家族のかけがえのない幸せの瞬間」をお届けすることができました。
福祉関係者のみならず、多くの方に写真やコメントを見ていただけたことは非常に意義のあることでした。
このような取組を通じ、より障害に対する理解が進めば嬉しく思います。
本取組は次年度も実施予定です。
詳細が決まり次第、当ホームページやSNSにてお知らせいたしますので、ぜひ足をお運びいただければ幸いです。