七五三プロジェクトとは・・・?
(株)メモワールより、子ども祭事での撮影衣装の在庫(型落ち)があり、ひとり親家庭などに衣装を貸し出すことができるとのご提案をいただきました。
提案を踏まえ、関係機関を通して生活へ困窮世帯やひとり親家庭等ニーズの確認をしたところ、七五三など節目の記念写真を撮れない世帯は一定数いることが確認できました。
生活保護では成長の節目(10歳到達時など)に被服費として保護費が増額されるが、七五三に対する支援はないとのことです。
そういった状況を踏まえ、七五三のお祝いや着物を着て記念写真を撮ることができない世帯への機会創出を目的としたプロジェクトです。
今回は異なる圏域で2つの企画を実施
①市域エリア
(株)メモワールの協力可能な範囲で企画を調整し、横浜市ひとり親家庭福祉会と連携のうえ市内のひとり親世帯を対象に機会を提供しました。
当日は市内の結婚式場にて4組の親子が参加し、楽しい雰囲気で記念撮影を行うことができました。
○当日の参加者からのメッセージをご紹介します
・この度は大変貴重な機会をいただき、ありがとうございました。
息子も初めての袴で、最初は緊張していましたが好きな青ということもあり、とても嬉しかったようで帰ってからも「七五三楽しかったね!」と何度も話してくれました。
・着付け中、少しは苦しかったり慣れないことだらけの中、一度も文句を言わずにピシッとしている息子の後ろ姿を見て、大きくなったなぁ、成長したなぁ、と涙を堪えるのが必死でした。
本当に感動の経験をありがとうございました。
②身近なエリア
写真撮影を行うだけでなく、地域の繋がりや交流の機会を創出することも目的に区社協をはじめ、地区社協や保育園、児童家庭支援センター、地域ケアプラザといった多様な機関と連携して実施しました。(旭区にて)
また、今回は着物の貸出や着付けについては市内で活動している着付けボランティアグループ「きものっ子」にご協力をいただきました。
当日は児童家庭支援センターなどの支援機関からの声掛けで3組の親子が参加し、こちらも楽しい雰囲気で写真撮影を行うことができました。
なお、身近なエリアで企画について本年度は、令和7年2月に栄区にて実施予定です。
○当日の参加者からの感想をご紹介します
・初めて着物を着れて本当に楽しかった。いい思い出ができて良かったです。
・着付がよく分かった。とても難しそうだった。ありがとうございました。
ヨコ寄付推進担当として
「ヨコ寄付」では、横浜市社会福祉協議会の寄付金やネットワークを活用し、既存の制度やサービスでは対応ができない課題の解決を目指しています。
引き続き、関係機関と連携しながら横浜にある福祉課題に耳を傾け、取組を進めていきます。
また、今回のように企業様からのご提案・ご相談を横浜の福祉課題と繋げるお手伝いもさせていただきます。
企業の取組や強みを活かして何かできないかとお考えの場合には、お気軽にお問い合わせください。