【報告】(令和7年度 )「児童養護施設等退所時チャレンジ・退所後再チャレンジ支援事業」

タグ: 児童養護施設退所時チャレンジ・退所後再チャレンジ支援|

本事業は令和3年度から

本会(児童福祉部会)では、児童養護施設等を退所する児童及び退所した児童の退所後の自分らしく生き生きとした暮らしを支援することを目的に、令和3年度より各施設を通して支援が必要な児童に、「退所時チャレンジ・退所後再チャレンジ支援事業」を実施しています。
社会的な養護が必要な児童は家族に頼れない状況から、退所後も施設を頼って相談されることが多い現状があります。
施設側も出来る限り退所後の支援に力を入れていますが、お金がかかる支援はなかなか難しい現状があることから、本事業を開始しました。

退所時チャレンジ・退所後再チャレンジ支援事業とは

市内の児童福祉部会の会員施設から退所を予定、または退所した23歳までの児童に対し、他の補助金・助成金等の対象にならない支援を対象に、1人あたり上限30万円を交付しています。
具体的な使途として、自動車免許取得のための費用や、転居費用・受験費用など、児童が自分らしく生き生きとした暮らしを応援することを目的として実施しています。
児童福祉部会の施設種別は、下記をご確認ください。

令和7年度は20名へ支援

今年度は、3回の申込時期を設け、合計20名の方への支援を実施しました。
利用対象者は、下記のとおりです。児童養護施設出身者が11名と一番多い状況となります。

支援内容の内訳

各施設を通じて支援を行った内容は、下記のとおりです。
就職に必要な自動車免許取得が、7件で一番多い状況となります。また、施設退所時や引っ越し等に伴う転居費用が6件となります。
その他1件は、成人式の振袖等にかかるレンタル費用となっている。

申請にいたる背景

本事業へ申請する背景は様々です。支援者から記載された理由や支援者からの声(お礼)をご紹介します。
・一人暮らしをしながらアルバイトに専念しています。専門学校の入学金や学費は奨学金を利用して納付できたが、教材費は対象外だった事もあり、現在未納状態。両親との交流はなく、金銭面の援助は受けられていない。教材費を納付して、生活を立て直したいと本人から話があったため、申請いたしました。
・高校を卒業したタイミングで家を追い出され、ホームレスになっていたところ当施設につながりました。現在専門学校に通っており、家族との交流は一切なく、そのためアルバイト収入を生活資金や退所後の初期費用に充てながら、自立に向けた準備を進めています。今年度退所を予定しており、就職先が正式に決定し、就職先から自動車免許を保有しているほうが望ましいと話があったため、申請いたしました。
・専門学校退学と居所の強制退去が重なってしまい、金銭面での負担から精神的にも参ってしまっていた状況だったので、ご支援頂き救われた想いだと思います。本当にありがとうございました。

利用対象者からお礼の声

・このたびはご支援いただきありがとうございます。おかげさまで今ではバイクに乗れています。将来的にはバイクで通勤なども考えていたので、今回の件はとても助かりました。改めてありがとうございました。
・インターンの期間があったことや、コロナウイルスに感染したことも重なり、生活費に困っていたので、助かりました。就職できるように努力していきます。ありがとうございました。
・ご支援をいただいたおかげで、東京科学大学の入学金を無事に納めることができました。今後は、がん分野におけるEndoMTの研究に取り組み、新しいがん治療法の開発につなげたいと考えています。また、研究者として独り立ちできるよう、セミナーや学会に積極的に参加し、研究技術を磨いてまいりたいと思います。

お礼のメッセージ

令和7年度の報告書

毎年作成している年度報告書をリニューアルしました。
全ページの報告書は下記よりご確認ください。
令和7年度 児童養護施設等退所時チャレンジ・退所後再チャレンジ支援事業報告書

寄付贈呈式を実施

本事業の実施にあたっては、多くのご支援をいただけています。
今年度も、「横浜幸銀信用組合様」「横浜ベイシェラトン ホテル&タワーズ様」より本事業の推進にために、本会へご寄付いただきました。
令和8年2月と3月に、寄付贈呈式を実施いたしました。

【贈呈式】横浜幸銀信用組合

【贈呈式】横浜ベイシェラトン ホテル&タワーズ

引き続きの事業として

児童養護施設や母子生活支援施設等の退所生の自分らしく生き生きとした暮らしを応援するため、本事業は令和8年度も実施いたします。
引き続きのご支援を、どうぞよろしくお願いします。

 

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