ホテルという非日常的な空間を活かして地域貢献を
「株式会社BOND CREATION様」はホテル(THE KNOT YOKOHAMA)にて、レストラン及び会議・イベントスペースの運営をされています。
同社のCEO雨宮氏より、ホテルという非日常的な空間を最大限利用し、地域の皆様とのコミュニティワークを通し、地域での存在価値を高めていきたいとのご相談をいただきました。
売上の一部を『食』に寄与した取組に
ホテルレストランという強みを活かして『食』に寄与した取組がしたい。
ディナーコースの売上の8%を寄付として活用し、地域の子ども達へ食育や食の支援、コミュニティ活動を実践したい。
また、ただ売り上げを寄付するのではなく、スタッフにも参加してもらい「みんな」で作り上げる取組にしたいとの想いをお持ちでした。
本会としても企業が進める新たな寄付の形・地域共生社会への取組として、同社と連携した取組を検討していくこととなりました。
まずはひとり親世帯の子どもたちへ
打ち合わせの中で、ひとり親世帯への支援に関心をお寄せいただき、まずはひとり親世帯の子どもたちを対象に取組の検討が始まりました。
取組を通じて、このようなレストランで食事を取る機会が少ない子どもたちへレストランをより身近に感じもらいたい。
将来のイメージづくりのため、『食』という業界に興味を持ってもらえたり、目指してもらえるきっかけにしていきたい。
上記を踏まえ、レストランという場を活用して「①食事を作る②親子で一緒に食事を食べる③食に携わる(スタッフ)の話を聞く」を盛り込んだプログラムにしていくこととしました。
14組のひとり親世帯がプログラムに参加
11月27日(日)に第一回のプログラムを実施しました。
参加者の調整は市内にてひとり親世帯への支援に取り組む「横浜市母子寡婦福祉会」にご協力をいただき、今回は小学生3年生から6年生の14組の親子にプログラムに参加いただきました。
当日はカツレツやナポリタン、オニオングランタンスープ、プリンといった豪華なメニューをシェフの皆様と調理しました。
また、子どもたちの料理風景をLIVE映像でお母さんにも楽しんでいただきました。
完成後は別室で待つお母さんと一緒に楽しく食事を取りながら、食に携わるスタッフのお話を聞きました。
参加された子どもはとても真剣な目で料理をしながらも、最後はリラックスした様子でこの時間を楽しんでくれました。
当日の感想をご紹介します
・今回の企画を子どもに伝えたところ「やりたい」と意欲的でした。
なかなか本物の体験をさせてあげる機会もなかったため、このような体験をさせてあげられてよかったです。
・包丁の切り方、調理を学べて、交流ができたことが嬉しかったです。
・スタッフの皆様の志や気持ちがとても伝わりました。
難しい時代になりましたが、人とのつながりを感じることができました。
また来たい、つながりたいと思いました。
・スタッフの皆様に丁寧に教えてくださり、豪華な料理を子どもと楽しめる機会をいただけたことに感謝しています。
・調理体験はもちろん、コース料理をいただく際のマナーを教えていただいたり、レストランで働いているスタッフの皆様のお話を伺い、働くことへの視野が拓けたのではないかと思います。
今後も同社と連携した取組を進めていきます
引き続き同社と連携した取組を進めていきます。
今後はひとり親世帯に限らず、様々な状況や背景のある子どもたちを対象として実施していく予定です。